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後ろからささやかれてびっくり
バイノーラル録音は、イヤホンで聞くと音が立体的になる録音
バイノーラル録音とは、人の耳に届くのと同じような形で音を記録する録音方法です。左右の耳に音が届く「時間の差」や「大きさの差」まで、そのまま残します。だから、イヤホンやヘッドホンで聞くと、音が前後・左右・近く・遠くから聞こえるように感じられます。楽しむなら、イヤホンかヘッドホン。これが基本です。
バイノーラル録音とは?ダミーヘッドマイクで録る方法
「バイノーラル」は、英語で「両耳の」という意味です。バイノーラル録音では、人の頭の形をした人形の左右の耳の中にマイクを入れた「ダミーヘッドマイク」などを使って録音します。
こうすると、その場で自分の耳が聞いている音を、そのまま持ち帰るような録音になります。ASMRや音声作品で、耳元でささやかれているように感じるのは、この録音方法が使われていることが多いからです。
バイノーラル録音はなぜ立体的に聞こえるのか
バイノーラル録音が立体的に聞こえるのは、左右の耳に届く音の時間の差と大きさの差、耳の形による響きの変化まで記録しているからです。人はこうした違いから音の方向を判断しています。頭と耳の形をまねたマイクで録ることで、脳が「この方向から音が来ている」と感じやすくなります。

音がどこから来ているか。人はそれを、左右の耳の聞こえ方の違いから判断しています。
- 時間の差。右から来た音は、右の耳に少し早く届き、左の耳には少し遅れて届く
- 大きさの差。右から来た音は頭にさえぎられるため、左の耳では少し小さく聞こえる
- 耳の形による音の変化。耳の外側(耳介)のでこぼこで音の響き方が変わり、前から来た音か後ろから来た音かの手がかりになる
バイノーラル録音は、人の頭と耳の形をまねたマイクで録ることで、こうした違いまで記録します。聞いたときに脳が「この方向から音が来ている」と感じやすいのは、そのためです。
バイノーラル録音とステレオ録音の違い
バイノーラル録音は人の頭や耳の形をまねたマイクで録り、前後や距離感まで感じやすいのが特徴です。ふつうのステレオ録音は2本以上のマイクで左右の音を録るため、主に左右の広がりを感じます。聞き方も違い、バイノーラルはイヤホンやヘッドホン向き、ステレオはスピーカーでもイヤホンでも聞けます。
| くらべる点 | バイノーラル録音 | ふつうのステレオ録音 |
|---|---|---|
| 録り方 | 人の頭や耳の形をまねたマイクで録る | 2本以上のマイクで左右の音を録る |
| 聞こえ方 | 前後や距離感まで感じやすい | 主に左右の広がりを感じる |
| 向いている聞き方 | イヤホン・ヘッドホン | スピーカーでもイヤホンでもよい |
バイノーラル作品を楽しむコツ
バイノーラル作品を楽しむコツは、イヤホンかヘッドホンで聞く、左右を正しく付ける、静かな場所で小さめの音量にする、作品説明で録音方式を確かめるの4つです。スピーカーでは左右の音が部屋で混ざり、立体感が薄れます。LとRの印を確かめて付ければ、音の方向も正しく伝わります。
1. イヤホンかヘッドホンで聞く
スピーカーで聞くと、左右の音が部屋の中で混ざり、両方の耳に届いてしまいます。録音に残された「左右の違い」が弱まり、立体感は薄れます。バイノーラル作品は、イヤホンかヘッドホンで聞くのが基本です。
2. 左右を正しく付ける
イヤホンの左右を逆に付けると、右から聞こえるはずの音が左から聞こえてしまいます。イヤホンに書かれている「L(左)」「R(右)」の印を見てから付けましょう。
3. 静かな場所で、小さめの音量で聞く
周りがうるさいと、細かな音の違いは聞き取りにくくなります。静かな部屋なら、音量を上げなくても、小さな音の動きまで感じ取れます。
4. 作品説明で録音方式を確かめる
すべての音声作品がバイノーラル録音、というわけではありません。立体感を重視するなら、作品説明に録音方式が書かれているかを確認しましょう。作品選びのポイントは「同人音声作品の選び方」の記事でまとめています。
バイノーラル録音のよくある質問
Q. 高いイヤホンでないと楽しめませんか?
A. 高価なものでなくてもかまいません。左右の音がきちんと分かれて聞こえるイヤホンやヘッドホンであれば、立体感は十分に感じられます。
Q. 聞こえ方には個人差がありますか?
A. あります。頭や耳の形は人によって違うため、前後の感じ方などには差が出ることがあります。
Q. 寝ながら聞いても立体的に聞こえますか?
A. 左右のイヤホンがきちんと耳に収まっていれば感じられます。寝ながら使うなら、横向きでも痛くなりにくい寝ホンが向いています。
バイノーラル録音は、イヤホンで静かに聞くのが基本
左右の耳に届く音の時間や大きさの違いまで記録して、音を立体的に感じさせる。それがバイノーラル録音です。イヤホンかヘッドホンで、左右を正しく付け、静かな場所で小さめの音量で。それだけで、その良さを楽しめます。
次に読むなら:「ASMRとは」(音の種類と聞き方)
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※この記事は18歳以上の方を対象としています。記事には広告が含まれる場合があります。

