朝おしっこで起きてしまう。運動自体が面倒で太って余計動かなくなる。野菜や腸内環境を意識するように
40代男性の性欲の変化は、まず生活の見直しから
40代で性欲が落ちたり疲れやすくなったりする背景には、男性ホルモンの減少や、ストレス・睡眠不足などが関わっていることがあります。まず手をつけるのは、睡眠・運動・食事。だるさや気分の落ち込みも重なって続くなら、泌尿器科で相談できます。
40代男性の性欲が変わるのはなぜ?
日本内分泌学会の一般向けページによると、男性ホルモン(テストステロン)は中年以降、年齢とともにゆるやかに減っていきます。減る速さや時期の個人差は大きく、ストレスや睡眠不足の影響も受けるとされています。
日本泌尿器科学会のサイトで公開されている「LOH症候群(加齢男性・性腺機能低下症)診療の手引き」(2022年)によれば、性欲の低下は、男性ホルモンの低下と深く関わっている。男性ホルモンが下がると、まず性欲や活力の低下があらわれうる、という報告も紹介されています。
ただ、性欲の変化の理由はホルモンだけではありません。仕事の忙しさや疲れ、気持ちの問題など、いろいろなことで起こりえます。「年だから」とあきらめる前に、生活を振り返ってみましょう。
性欲の低下と一緒に出やすいサイン
性欲の低下と一緒に出やすいのは、全身のだるさや筋力の低下、ほてりや汗といった体のサイン、イライラや集中力の低下、眠れないといった心のサイン、EDや朝の勃起が減るといった性機能のサインです。こうしたサインがいくつも重なるなら、男性更年期の可能性もあります。
同じ手引きには、男性更年期(LOH症候群)の症状として、次のようなものが挙げられています。
| グループ | サインの例 |
|---|---|
| 体 | 全身のだるさ、筋力の低下、ほてりや汗 |
| 心 | イライラ、集中力の低下、眠れない |
| 性機能 | 性欲の低下、ED、朝の勃起が減る |
性欲の低下だけでなく、こうしたサインがいくつも重なっているなら、男性更年期の可能性もあります。詳しくは「男性更年期の症状とは?」の記事で説明しています。
性欲の低下が気になるときの、睡眠・運動・食事の見直し方
見直すのは、6時間以上の睡眠、1日60分・約8,000歩を目安にした身体活動、体重とおなかまわり、栄養バランスのとれた食事、ストレスをため込まないことです。どれも体全体の土台を整えるための生活習慣で、性欲のためだけの特別な方法ではありません。

ここで紹介するのは、厚生労働省などが健康づくりのために勧めている生活習慣です。性欲のためだけの特別な方法ではありません。体全体の土台を整える話です。
1. 睡眠は6時間以上を確保する
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」は、大人に6時間以上を目安に必要な睡眠時間を確保するよう勧めています。日本内分泌学会も、男性ホルモンの減少は睡眠不足の影響を受けると説明しています。平日の睡眠が足りていないなら、まず寝る時間を決める。そこからです。
2. 1日60分・約8,000歩を目指して体を動かす
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」が大人に勧めているのは、歩行かそれ以上の強さの身体活動を1日60分以上(1日約8,000歩以上に相当)行うこと。筋力トレーニングを週2〜3日行うこと、座りっぱなしの時間が長くなりすぎないようにすることも、あわせて勧められています。
3. 体重とおなかまわりを気にかける
LOH症候群の手引きには、肥満になると男性ホルモンが下がり、男性ホルモンが低いことがさらに肥満を進める、という関係が示されています。体重やおなかまわりが増えてきたなら、運動と食事をセットで見直してみてください。
4. 食事は栄養のバランスを基本に
消費者庁は、健康の維持・増進の基本を「栄養バランスのとれた食事、適度な運動、十分な休養」としています。特定の食品やサプリに頼るより、毎日の食事全体のバランスを。サプリを考えている人は、「精力サプリの選び方の前に」の記事も参考にしてください。
5. ストレスをため込まない
日本内分泌学会は、男性更年期の症状に向き合ううえで、職場などのストレスのチェックも大切だとしています。休日に仕事から離れる時間をつくる。話せる相手を持つ。
性欲の低下について、見直しと一緒に気をつけたいこと
性欲が落ちたことで、自分やパートナーを責める必要はありません。「男性ホルモン」や「精力」をうたう製品は、医薬品の成分が見つかった例もあり、自己判断で使わないようにします。だるさや落ち込み、眠れない状態が続くなら、泌尿器科などの医療機関に相談します。
- 性欲が落ちたことを、自分やパートナーのせいにして責めないでください
- 「男性ホルモン」や「精力」をうたう製品を、自己判断で使うのはやめておく。厚生労働省は、医薬品の成分が見つかった製品について注意を呼びかけています
- だるさ、気分の落ち込み、眠れないなどが続く場合は、ほかの病気が隠れている可能性もあります
- 気になる症状が続くときは、泌尿器科などの医療機関に相談してください
40代男性の性欲のよくある質問
Q. 性欲の低下は何科に相談すればいいですか?
A. 男性ホルモンの低下が関わっているかを確かめたいなら、泌尿器科が相談先です。男性ホルモンの値は、血液検査で調べられます。
Q. 生活を見直せば、すぐに元に戻りますか?
A. すぐにどうなるとは言えません。生活の見直しは体全体のために大切ですが、変化の出方には個人差があります。つらさが続くなら、見直しだけで抱え込まず、泌尿器科に相談を。
40代男性の性欲の低下は珍しいことではない
40代の性欲の低下や疲れには、男性ホルモンの減少、ストレス、睡眠不足などが関わっている可能性があります。睡眠は6時間以上、身体活動は1日60分、食事は栄養バランスを基本に。生活を見直しても気になる症状が続くときは、泌尿器科などの医療機関に相談してください。
次に読むなら:「遅漏とは」(原因と相談先)
※記事には広告が含まれる場合があります。

